皮膚病治療(リアルタイム)①

[2024年08月31日]

ブログ更新久々だったなと思ってはいたんですが、よくよく見てみたら

2年ぶりだったんですね。。。

ということで、ちょっと自分に鞭打つために”リアルタイム皮膚病治療”を久しぶり

にしてみようかなと思います。治療した日にそのまま、治療報告をして治療経過を

皆さんと共有していきたいと思います。

リアルガチ(by出川)ですので、良くなるのか悪くなるのかドキドキです!

治療のうまくいった症例だけのせても面白くないですからね。皮膚病の中でも

特にアトピー性皮膚炎の治療には、必ず良くなる決まった治療法があるわけでは

ありません。それぞれの症例で治療内容は異なりますし、同じ症例でも時期により治療

内容が変わってきます。また、治療の目標も飼主さんによって少しずつ違います。

その子その子でテーラーメードの治療を行っていく必要があります。

理想通りうまくいく症例もいれば、治療に苦慮する症例も多々います。

昨日ちょうど治療を始めた症例がいますのでこちらの治療をリアルタイムでご報告して

行きたいと思います。正確には1週間前に来院されたのですが、予約なしの飛込みでした

ので1回目は簡単なお話をして、再度1週間後にご予約いただいて昨日から本格的に治療を

開始させて頂きました。初診からどのくらいで、どの程度皮膚の状態が変わっていくのか

乞うご期待です。

ちなみに当院の皮膚科診療の初診は、カウンセリングに時間がかかるため予約制とさせて

いただいております。予約されずにいきなり初診で来られた場合は、十分な時間がとれない

ため、簡単なお話だけかお薬の処方のみとなることもございますので予めご了承ください。

それでは、始めます!

症例は、柴犬、6歳齢、避妊メス。かかりつけの病院でアレルギーの治療をしているが、

よくならないとのことで当院へ来院。治療は、アポキル錠の内服1日1回。時々強いお薬

(おそらくステロイド?)。

症例の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痒そうですね。柴犬でよくあるパターンです。柴犬であるということと、この見た目から、

まずアレルギーが関与している事は間違いがなさそうです。

皮膚は、肥厚して色素沈着も起こしています。痒くて引っ掻いた痕もあります。

慢性皮膚炎の所見です。経過が長いことがわかります。飼い主さん曰く、痒みもひどいそうです。

治療は、今まで飲んでいたアポキルをやめてガラッと変えました。

まあまあひどいので、次回の再診は近めの8日後くらいとしました。

それでは、今回はここまで。さて、来週どうなっているでしょうか?お楽しみに!

 

森の樹動物病院は、鹿児島で犬と猫の皮膚病、アレルギー性皮膚疾患、食物アレルギーの診断

治療に力を入れています。

霧島市以外の遠方でも診察ご希望の方は、一度お問い合わせください。

なお、皮膚科診療の初診は、時間がかかるため予約制とさせていただいております。

皮膚科診察(初診)ご希望の方は、お電話にてご予約をお願いいたします。

ご予約なしでご来院された場合、十分な時間がとれないため詳しい検査はできず、

お話とお薬の処方のみとなることもございますので予めご了承ください。