ビル・ゲイツ
[2016年04月29日]
こんにちは。いよいよ大型連休が始まりましたね。
今日はとても良い天気で、休日を過ごすにはとてもよい1日になりそうです。
長い人だと10連休だとか。。羨ましい限りです…。
当院はGW期間中、木曜日以外の休日も診療しておりますので何かありましたらご来院ください。
さて、今朝とてもおもしろい記事をみたのでご紹介したいと思います。
題名に書いてあるマイクロソフト社の元会長ビル・ゲイツ氏が、自身のTwitterで4月25日に
投稿したものなのですが、とても興味深い内容でした。
その内容は、”人間を死に至らしめる生物ランキング”だそうです。
何だかわかりますか? 第1位は私たちの身近にいる生物です。
答えですが、最も人間を死に至らしめる生物の第1位は、”蚊”だそうです。
WHO等の調査によると、世界で年間約72万人もの人が犠牲になっているそうです。マラリアを始め、
最近話題になったデング熱、ジカ熱も媒介生物は蚊ですもんね。ビル・ゲイツ氏は、かねてから自身の
財団でマラリア撲滅に取り組んでいるそうです。
犬猫のフィラリア症の媒介生物も蚊ですよね。怖いですね。フィラリア予防シーズンはすでに始まっ
ていますので、まだの方は早めにフィラリアの予防をはじめて下さいね!
ちなみに、第2位は、”人間”だそうです。とても悲しい現実ですが、確かに人類史上、戦争、紛争が
絶えることはないですもんね。
第3位は”ヘビ”、第4位は、”犬”と続きます。
我々、日本人からすると「犬??」と思いがちですが、これは狂犬病によるものです。
日本は世界でも数少ない狂犬病浄化国の1つですが、世界ではまだ蔓延しており多くの死者を出して
います。日本では他人事のように感じる人も少なくはないと思いますが、3年前には狂犬病浄化国の
1つであった台湾でも約60年ぶりに発生しましたし、日本では、2006年に京都市と横浜市で
狂犬病患者が発生し、2人が死亡しました。いずれもフィリピンでの滞在中に犬に咬まれ、帰国後に
発症死亡したとのことです。
狂犬病は、日本で長い間発生していなかったため、すでに過去の病気のように感じられ、その恐ろしさ
は忘れられつつありますが、60年前までは普通に存在していた病気です。日本では浄化までに
224年をも要し、浄化してまだたったの60年ほどしかたっていません。
また、ロシアの漁船から逃げ出した犬の報告も多数あるみたいですから、水際での病原体侵入阻止は
完全にできているとは言えず、いつまた日本に狂犬病ウイルスが入ってきてもおかしくない状況です。
たまに聞く話ですが、小さな犬にはきついから狂犬病注射は打たなくてもいいとか、狂犬病は日本には
いないからうたなくてもいいとか言うアホなブリーダーやペットショップもあるみたいですが、
いざ日本で狂犬病が再発生したときには、どう責任をとるのでしょうか?
ちょっと話が脱線してしまいましたが、4月25日がちょうど”World Malaria Day”
という事で、ビル・ゲイツ氏が投稿した内容だったとのことです。