雨と皮膚病
[2012年07月13日]
なかなか梅雨も明けず、九州では記録的な豪雨。。。各地で被害が出ていましたね。
最近、当院では耳や体を痒がるという主訴で来院されるワンちゃん、猫ちゃんが増えています。高温多湿の梅雨時期は、皮膚病に罹りやすく、またノミやダニも増えてきます。
一言で”痒み”と言っても、原因は様々です。ノミやダニなどの外部寄生虫によるもの、細菌やカビ、マラセチアなどによるもの、アレルギーによるものなどが挙げられます。
特に最初の2つは、この梅雨時期の高温多湿な時期に特に活発になります。しかも、この時期は、私たち人間でも暑さと湿気の多さでバテ気味になったり、食欲が落ちたりするのと同じように、ワンちゃん、猫ちゃんたちも、暑さ・湿気のストレスで食欲が低下したりして体の免疫力も落ちてきて、さらに皮膚病になりやすくなってしまいます。
皮膚病も他の病気と同様、早期発見早期治療のほうが、早く治ることが多いですので、体や耳を痒がる姿を見たときは、様子を見ずに早めに診察、治療することをお勧めします。