形成外科
[2021年04月23日]
4月も後半となり、ゴールデンウィークが近づいてきました。
昨年に引き続き、今年のゴールデンウィークも新型コロナウイルスの影響でお出かけはまだ
ちょっとしにくそうですね。昨年の今頃は、来年こそはある程度終息しているのではと思って
いましたが、現状をみてみると希望的観測に過ぎなかったみたいです。。。
何かと不便の多い毎日ですが、この状況が一日も早く解消され、平穏な日々が取り戻せる
よう心から願うばかりです。
さて、最近は皮膚のお話ばっかりでしたので、今回はちょっと箸休め的な感じで、皮膚以外の
内容です。
けんかによる眼瞼裂傷で来院したフレンチブルドックの眼瞼縫合を行った症例です。
左眼の下眼瞼の2か所に裂傷がありました。正面の写真と眼瞼の裏の写真でカサブタつき
とカサブタを取った後の3枚の写真です。
化膿、壊死した組織を切除して、きれいな組織どうしを縫合しました。
眼瞼の縫合は、皮膚の縫合と違って、眼瞼の端っこの縁をきれいに合わせる必要があり
端っこだけちょっと特殊な縫合をします。糸も髪の毛よりも細い糸を使いますので、
肉眼では見えずらく、拡大鏡をつけて手術をします。
私のお気に入りの拡大鏡は、上に座っても壊れないメイドインジャパンの例のやつ、そう
ハズ〇ルーペです。倍率も3種類あり、焦点距離もそれぞれちょうどいいのでとても使い
やすいです。
抜糸時の写真です。きれいにくっつきました。
これで終了です。
猫の皮膚病と食物アレルギーと皮膚組織生検の続きのブログは、それぞれ時間をみつけて
今ちょこちょこ準備していますので、どうぞお楽しみに!